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日記/2009ラ・マンチャ | 09.07.01 (水)

日記 2009-06-29,30

放置公園

かつて公園の砂場だったと思われる丸。

ラ・マンチャの郷士

ドン・キホーテ〈前篇1〉読了。世界で聖書に次いで出版されてる本なのだけど、 私にはあーんまり面白く感じられなかったので、かなり斜め読みで読了。

ドン・キホーテ〈前篇1〉 (岩波文庫) ドン・キホーテ〈前篇1〉 (岩波文庫)
セルバンテス
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正直、痛々しくってなぁ。騎士道物語を読みすぎて頭がいかれてしまったオッサンが、近所のちょっとおつむの弱い男をいいくるめて従者にして冒険に出発……は、いいんだけど、頭のいかれぐあいがマジモンすぎて、笑えない。 サンチョのツッコミも的確すぎて、おつむが弱いという設定はどうなったの?という感じだし。

むしろメタ・フィクション的なギャグの部分が凄く面白かった。もう、この時代にこういうギャグをやりまくってんのな。 人類は、文学は、エンタテイメントは、この 400 年なにをやってたんだ。まったく進歩してないじゃないか。

サンチョ・パンサの語る「いまだかつてない語り口といまだかつてない結末の物語(キホーテ評)」とか、最高。語り口はともかく、こんなアンチクライマックスは無いわー。

キホーテを狂気に至らしめた騎士道物語の数々を焚書の刑にすべきかどうか、 司祭とニコラス親方が語り合うところも面白かった。
「この本は燃やしてはいけない!」
だの
「こんな本は燃やしてしまえ!」
だの、フィクションの形を借りてセルバンテスが先輩作家や商売敵や友人を誉めたりこきおろしたりしてるシーンだ。

「ここはきっと凄く面白かったんだろうなぁ、当時のスペインの本の虫たちには」
とニヤニヤしながら読んだ。わたしはネタがちゃんと理解できなくても雰囲気でつられて笑うタイプの人間です。

風車のくだりが早々に出てきて驚いた。もっと後半に、きっと二人がオランダあたりまで旅して風車群に出会うんだと思い込んでた。

本筋(?)のキホーテの冒険は、キホーテが妄想する→風車とか驢馬引きとか羊飼いとかを敵と勘違いして襲いかかる→逆にやり返されて大怪我。……というパターンばかりだなぁ、いまのところ。ワンパターン、とまではいかないほど工夫はされてるけど、 基本的にキホーテの狂った妄想が原因で騒動が起きるのは変わらないので、あんまり面白くない。

休館日

読み終えた本を返して新しい本を借りようと思ったのに、休館日だった。残念。

> Don Quixote - Wikimedia Commons

http://commons.wikimedia.org/wiki/Don_Quixote?uselang=ja#Illustrations_by_Gustave_Dor.C3.A9

ギュスターブ・ドレの挿絵版画。すんばらしい。パブリックドメインすてきやん。

477px-Don_Quixote_6.jpg

読む前はオランダの風車のような、角材で出来たモダンな風車を想像してたのだけど、 棒っ切れを縛って作った粗末な木枠にボロ切れを巻いたような羽なんだな、当時の風車は。 これなら、怪物のように見えなくもないなあ。

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