鰻丼のかわりにペラ丼という料理を開発してみた

ウナ丼代用レシピがトレンドなのでのっかりたい

ので、開発してみた。
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結論から先に。

焼きはんんのせラードごはん、略してペラ丼です。ネーミングセンスの無さは自覚しています。

ミもフタもなく言えば、はんぺんの蒲焼きでウナギの代わり大作戦、足りない脂はラードで補うでよ、です。それ以上でも以下でもありません。

材料費は 約 150 円/1食 でした。

 

材料

はんぺん。
はんぺん

メイン食材が半額で買えました。普通に作ったら材料費は 200 円弱というところでしょうか。

ごはん。単に夏は部屋でメシを炊きたくないので。
チンするごはん

蒲焼きのタレ。
タレ

これで淡白な食材を味付けしてごはんにのせればウナ丼代用と言い張れる魔法の調味料。

海苔。なくてもよかった。
焼きのり

乾燥ネギ。なにか薬味があったほうが良かろうと思って。 乾燥わけぎ

大葉はいまいちコスパが良くない。

作業工程

はんぺんの片面だけに、箸などで「目」を入れていきます。食べやすくするためと、見た目のためなので、面倒だったら入れなくてもいいです。
はんぺんに目を入れる

「目」を深く入れすぎてはんぺんがちぎれてしまわないよう注意。

目を入れたのと反対側に海苔を貼ります。
海苔をはる

ウナギの皮の部分のつもりでやりましたが、あまり意味はなかったので、貼らなくてもいいと思います。もしくは、チーズとかでやればよかったのかも。

焼いてから切るか、切ってから焼くか。切るとき熱いといやだから、切ってから焼きましょうか。
はんぺん

切るとき、切る方向が「目」を入れた方向と同じにならないよう、90 度回転させて切りましょう。

海苔を貼った側を焼きます。
はんぺんソテー

私は家に焼き網がないのでフライパンでソテーしましたが、あれば焼き網でもいいと思います。

焼いてるあいだにごはんをチン。炊いたごはんがあるなら、そっちの方が良いのは言うまでもなく。
ごはん

すこしタレをかけておきます。
タレをかけたごはん

「これだけでモリモリごはんが進むぜー!」
て?やめなさい。それは成人病まっしぐらです。

私はコゲが大好きなので意図してここまで焼きましたが、社会通念的には焼きすぎです。
焼きすぎ

貼った海苔が炭素と化していて、貼った意味がほぼなくなっちゃってましたからね。

火を止めて、はんぺんをひっくり返し、「目」のある側を余熱で焼きます。

頃合を見て狐色になったはんぺんを盛り付けます。
乗せた

タレをかけました。
ペラ丼

これで完成と言えなくもないのですが、これじゃあ、やっぱり、淡白すぎる。

ウナギの!あの!我々を中毒にしてやまない脂!脂!脂!それがない!!!

そこで、台湾名物ラードごはんにヒントを得て、ラードごはん焼きはんぺん乗せ蒲焼き味にしちまえ!というのが、今回のネタなわけであります。

こさじ一杯分のラードを熱します。手元が狂って大さじ一杯分になったのは私の不徳のいたすところであります。
熱したラード

チンチンに熱したラードをかけたァー!
peradon.gif

このジュワアアーが聞きたくて、煙が出るほど熱したラードをかけるため、陶器のお皿を使いました(家のほかの食器はメラミンばっかりだったりする。落としても割れないので)。

ウナ重といえば漆器が定番ですし、煙が立つほど熱したラードだと器が傷む可能性がありますのでお気をつけください。ラードごはんは熱々のラードである必要はなく、溶けてさえいれば十分です。ごはんが十分に温かければ、溶けてなくてもいいくらいです。

完成と感想

完成(この記事の冒頭の写真を再掲)
ペラ丼

蒲焼きのタレを使ったので味がそれになるのは当然。ラードで脂ッ気を足す作戦も、まあ、うまく行ったと思う。
ペラ丼

体に悪そうな料理を食べてる罪悪感を抜けば(いや、むしろそれがあるから?)、なかなかの食べごたえが感じられました。
ペラ丼

コゲるくらい焼いたのと、熱したラードをかけたため外側はカリッ、パリッとしてて、中ははんぺんらしくふわふわしてて食感は良い。 ごはんとはんぺんが脂を吸ってて、コクはあるけどくどさを感じるほどじゃない。腹持ちも良い(胃にもたれたという説もある)。 香りとかはないし、歯ごたえも外側のカリカリパリパリだけなので、鰻のような白身の魚の肉質特有のうまさはなかったですね。 つまり、よくも悪くも、はんぺん+α。

……で、これがウナギの代用になるかと言うと。

否。答えは否なのですよ奥様。やるまえからわかっていたことだけど。

夏の土曜にウナギを食べるという行為に惹かれるのは、そのアチーブメントを入手したいからであって、人々は、ただその味だけを求めているわけじゃない。

だから、チクワの蒲焼きでも茄子の蒲焼きでもアナゴの蒲焼きでもウナギの味に近いナマズを使っても、ダメなものはダメなのです。代用じゃ代用であるがゆえに代用に成り得ない。矛盾しているけど。

初鰹とニ番鰹の味に違いなんかほとんどない。でも、見栄っ張りの江戸っ子にとって意味があるのは初鰹だけでした。

ブランドとはそういうものなのです。

だから、なにかが本気でウナギの代用品を目指すのなら、カラフトシシャモという和名が定着したカペリンや、鱒なのに鮭弁の鮭として定着したサーモントラウトのように、
「これは本当はウナギではないけれど広義のウナギである」
という政治的なお墨付きこそ、必要なのだと思う。

まー、それはそれとして、ペラ丼。200 円くらいの材料費で 300 円分くらいの満足感はあるので、みんな作るといいと思います。おしまい。

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桝田道也(ますだみちや)
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