国宝四城を3日でまわる(後編)

このエントリは
国宝四城を3日でまわる(前編) の続きです。

大阪城

メインディッシュの姫路城を美味しくいただいて、大阪城へ。

  大坂城 – Wikipedia
  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E5%9D%82%E5%9F%8E


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所在地:大阪府大阪市中央区大阪城1-1

ここまではなめるように写真を撮りまくったのだけど、 デジカメのバッテリも残りがいよいよやばくなってきたので、 ここからは駆け足で見学した。

だから、見逃し多数で実にもったいないのだけど、 犬山城まで見てまわることが出来たのは、駆け足でまわったおかげでもあるので、 複雑な気分。

 大阪城 狂い咲きの桜

大阪城公園では狂い咲きの桜がチラホラ。 春の桜とは全然ちがうね!なんで?なんで? なにこの幸せ感たっぷりの写真は! で、なんで私はそれを VGA で撮ってるの?(設定を戻すのを忘れたからです)

 大阪城 堀  大阪城 堀

釣り人多数。大阪城のお堀は釣りができるのかー。いい城だなぁ。

 大阪城 釣り禁止貼り紙

あ……。

ある意味では期待通り。もうなんか、観光客の目を楽しませるために知事が雇ってんじゃないかという気さえしてきたよ。(マナーがなってない釣りキチは大阪に限った話じゃないけどね)

 大阪城 蛸石

石垣に使われてる石では日本一大きい「蛸石」。これだ!これが見たかった!

日本 No.2 の肥後石は見つけられなかった……orz(この辺が無計画派の問題点ですな)

 大阪城 切込接

うっとり。乱雑な野面積みも隙間の無い切り込み接ぎも、どっちも好きさ。土木っていいわぁ。

 大阪城 高石垣

日本一の高石垣(約 35m )。これだ!これが見たかった!

 大阪城 天守(復元)

コンクリ復元天守も登ってみましたが……。 写真に見える、調和もへったくれもない鉄骨ガラス張りのエレベータがすべてを物語ってますね。最上階からの眺めを楽しむ以外には、見るべきものはあんまり……。

三階・四階あたりだったかな?博物館コーナーになってるんだけど、 重要文化財だから撮影禁止だって。せこい。

松本城も姫路城も彦根城も犬山城も天守内で重文を展示してたけど写真撮り放題だったぞ、やい。

これが国宝とそうじゃない城の差か……。

あと、あまりにガッカリしたんで写真を撮る気にもならなかったのが 刻印石広場

刻印石は石垣の中に自分で見つけるから楽しいんであって、 こうして集められてもね。

「パンチラは嬉しいがパンモロは嬉しくない」
と死海文書にも書いてあったという。 つまり、そういうことですよ。

石垣を修理したときに外した危なくなった石のうち、刻印石はせっかくだから展示に回したってのはわかるけど……

大阪城に関しては予習も足りず、ちゃんと見られていない気がした。 いずれまた機会を見つけて、じっくり見学したい。天守はほっぽって、 石垣を。巨石を。

京都

そして、疲労でフラフラになりながら京都まで行った。 明日の彦根城に備えてだ。

さすがに風呂に入りたかったので銭湯(公衆浴場)を探したのだけど、 みつからなかった。 私が京都に住んでたゲフンゲフン年前は、もう少し銭湯があったような気がしたのだけど。 しかたなく、京都タワー地下の大浴場を利用した。

浴場内の注意書きが面白かった。曰く、「浴場内禁煙」「水風呂の栓を抜かないこと」

脱衣所内禁煙ではなく、浴場内禁煙は、なぁ。吸いながらだと頭洗うの大変だろうに(洗わないのか?)。番台の人に聞いてみたら
「いはるんですよ、そういう人が~」
とのこと。

水風呂の栓を抜く人のことは聞かなかったけど、やっぱりいはるんでしょうな。そういう人が。誰得。

そのあと、ネカフェで一泊。6時間ナイトパック。 同系列チェーンの店舗ながら姫路のネカフェより寝やすい席で、だいぶ回復した。

足が、猛烈に臭いはじめていた。


【京都】  賀茂川だ なるほど鴨が 鳴いている

 ↑ 疲労で頭が働いてなかったことがよくわかる句だと思う。

twitter.com/mitimasu から転載

Thu, Oct 15
  • 05:30  所持金253円なう。あし痛ぇ。
  • 12:18  天守の修理がはじまるまえにと思って姫路城まできてしまった。堪能した。
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三日目

彦根城


【眼福耳福】  日本晴れ トンビ・カッコウ 彦根城

ネカフェで起床。足首が痛くて 10cm ずつくらいしか歩けない。 よくほぐして、ようやくヨロヨロながらも普通の歩幅で歩けるように。限界だと思った。

ここからはデジカメのバッテリ節約のため、どうしても撮らなくてはというものに絞ったので写真が少ない。おまけに犬山城も回って東京まで戻るつもりだったから、スルーした部分も多数。

8時頃、彦根に到着。むろん、まだ開城してない。 城下をブラブラと散歩。

 彦根城 天守

  国宝・彦根城築城400年祭公式サイト:イベントやひこにゃん情報
  http://www.hikone-400th.jp/


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所在地:滋賀県彦根市金亀町1-1

彦根城は、とにかく城山が素晴らしかった。 佐和口多門櫓を過ぎて搦手《からめて》の方へ向かうと、樹木と陣屋と櫓で街並みが隠れてしまい、 アスファルトと照明設備くらいしか現代を感じさせるものが無くなり、 タイムスリップしたような感覚を覚えた。

そうこうしているうちに門が開いた。まだ10時前だったのだけど、 入ってもいいらしかったので入城料を支払い、黒門(搦手)の方から入ってしまった。

搦手っていうのは城の裏門のことです。正門は大手門と言います。大手町とか、聞いたことがあると思います。

正門である大手と違って搦手は少ない手勢で守れるように、攻めにくい場所につくられます。 山の傾斜が険しい部分とか。

そっちから入城してしまったわけです。疲労の極まった体には辛かった!

しかし、空は雲ひとつ無い日本晴れ。 とんびが鳴いているなー、と思ったら遠くからかすかに聞こえるカッコウの鳴き声。 ところどころに紅葉。 登りきったら白くて可愛らしい天守が目の前に。

 彦根城 天守

人間、感動すると一時的にせよ疲労とか体の痛みとか忘れてしまうんですな。 いや、良かった。うちふるえた。

ちょうどそのあたりで 10 時。開城を知らせる太鼓が
「ドーン!ドーン!ドーン!」
と鳴り響いた。よけいなアナウンスは一切無し。

すばらしい。わかっていらっしゃる。

お城というものには、敵の襲撃などを知らせる太鼓や銅鑼のための櫓があるもの。 だから太鼓を鳴らすのは実に理にかなっている。

『春の海』をスピーカーから流していた姫路城はひこにゃんの爪の垢を煎じて飲むべきだと思いましたよ。

 彦根城 天守内部

天守最上階は天井のないタイプ。 こういう曲がった丸太を梁に使うのは見た目の美しさのためかと誤解してたんですが、 反りを無理矢理組み込むことで反発し合う力をうまく利用して重量を支える日本建築の知恵だとかなんとか……すいません、やっぱ、よくわかってません。

 彦根城 天守からの眺望

琵琶湖どーん。

 彦根城 天守からの眺望

金網どーん。……。

 彦根城 廊下橋  彦根城 廊下橋

縄張りが面白い。 姫路城の縄張りが人間の知恵をつぎ込みまくったゴージャスな面白さだとすれば、 彦根城の縄張りは地形を巧く生かしたエレガントな面白さ。

 彦根城 大手門橋

こっちが大手門(たぶん)。お堀の水の色は国宝四城の中で一番好き。

たったこれだけ見て、後ろ髪引かれる思いで彦根城をあとにした。 西の丸も玄宮楽々園もスルー。あああ。

いつかまた来るぞー。

ところで、ひこにゃんは思ったほどでしゃばってなかった。ポスターとかみやげ物屋で見たくらい。

全体的に気品がありましたね>彦根。洗練されてた。

世界遺産入りを目指してるみたいだけど、どうかなぁ。 もし世界遺産に選ばれたら、外国人観光客向けに『春の海』を流すようなこともしなきゃならなくなったりするんじゃないかなぁ。

現状がすばらしいだけに、あんまり観光地化してほしくない……ていうのは、勝手な言い草なんだろうな。……むつかしいなぁ……

犬山城

五七五のようなものはひねってないです。疲労困憊で、そんな余裕は無かった。

犬山城は、城も良かったのだけど、とかく城下町が良かった。

 犬山市街地  犬山市街地  犬山市街地

こういう、古い建物が残っているのも良いんだけど(ちなみに、いよいよバッテリが切れる寸前だったので、お城以外はついでに持ってきてた VQ1005 で撮影しました)

 犬山市街地  犬山市街地

古いと言っても築 50 年くらいでしょ?な家でも和風な格子窓だったり。

 犬山市街地

作ったばかりの犬矢来やら。

 犬山市街地

竹垣の耐久性から考えて、これだって作って 10 年未満なんじゃないか。

という感じで、城下町だから残してますというよりは、 こういう意匠が好きだから、街に馴染んでいるから使い続けているという雰囲気が伝わってきたんですよ。それが良かった。京の町屋とか川越とかにもある、あの雰囲気。

 犬山城 石垣

そんなこんなで犬山城到着。

  国宝犬山城
  http://inuyama-castle.jp/


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所在地:愛知県犬山市犬山北古券65-2

石垣に逆さ地蔵が埋まってるのって、犬山城じゃなかったっけ? でも見つからないなーと思って、受け付けの人にたずねてみたけれども
「いやー、聞いたことないですねー」
だって。

帰宅後に検索したら、犬山城じゃなくて大和郡山城だった。(→郡山城 (大和国) » 逆さ地蔵 – Wikipedia

ぎゃあ恥かいた!うぇぇえん。でもでも、大和郡山城は別名「犬伏城」とも呼ぶらしいし。 似てるじゃん犬山城と犬伏城。セーフだよノーカンだよ黒に近いグレーだよOK自己暗示完了ッ折れた心が直った!

 犬山城 プランター

犬山市と日南市は姉妹都市らしい。郷土愛ほっこり。

 犬山城 天守

犬山城。かっこよさとユニークさがあるね。 どこの城の望楼も顔に見えるものだけど、犬山城は唐破風がカイゼル髭っぽくて愉快。

 犬山城 ご神木

ご神木だった大杉様。ただし現在は枯れてしまったのだと。

 犬山城 天守台内部

天守入り口。無骨で良い。

正直、3日目で足が相当臭かった(いちおう、靴下は毎日替えていたが)ので、天守に上がりたくなかった……。迷惑するのは私じゃなくて見知らぬ他人だけどね(←コラ)

 犬山城 天守からの眺望

犬山城は、国宝四城の中では唯一、最上階に歩くことができる廻縁が付いている。すばらしい。

でもこの廻縁、手すりの高さが大人の腿の高さくらいしかないし、 微妙に廊下も傾いているんですよ。

<(^o^)> 
  ( )
.//    ‡
██▇▇▆▆█

こんな感じ。これは、高所恐怖症でなくてもけっこう怖いです。 若い兄ちゃんが、
「ちょ、マジ怖いんですけどー。え?怖くね?これ怖くね?いや、怖いっしょ。ぱねえwwww」
って連れに向かって言ってたので、広く万人が怖い回廊だと思います。

 犬山城 天守最上階

なぜか赤絨毯。城主の趣味か?(犬山城は個人の所有物(追記:だった))

ここで、とうとうメインのデジカメのバッテリが切れた。

 犬山城 天守

微力ながら、ここは拙者が……と、VQ1005。うん、微力だ。

こちらも、またいつかもう一度来よう。

 犬山城 天守から本丸を見る

たまたま秋だった、というだけで紅葉を撮るつもりではなかった。 というか、紅葉狩りの季節であるのを忘れてた。 思い立ったが吉日というのは、本当だ。

 ワン丸くん

犬山城のマスコット。ワン丸くん……らしい。にゃんまげかと思った。

帰路

旅も終わり。多治見駅で、東京に行くには名古屋まで戻って東海道線で行くのと、 このまま中央線で行くのとどっちが早いのか聞いてみた。
「う~ん、東海道の方が本数は多いけどねぇ……」
と。

断言できないってことは、たいして変わらないってことだろうと、そのまま中央線で東京に向かった。

勝沼ぶどう郷駅からの夜景は、少し遅くなっても見るだけの価値がある。 まー、東海道線は東海道線で、富士工業地帯の夜工場萌えというお楽しみがあるのだけど。

重い体を引きずるように引きずって、23 時頃帰宅。

twitter.com/mitimasu から転載

Fri, Oct 16
  • 15:04 やりきった。あとは疲れた体を引きずって帰るだけ。
  • 15:17 最初の予定では帰路は東海道線だったのに、なぜか太田線可児なう。
  • 18:44 女子高生のバンツみえた。白地に赤のハートのドット…のトランクス。きれていいのか。
  • 23:38 やっと帰宅してリプライ確認したです>@hmasuda,@rica_com [in reply to rica_com]
  • 23:41 デジカメのバッテリ。切れたら取材にならないので、泣く泣く純正を買ったけど、充電して使う仕様で、フル充電されておらず 50% くらいだった。3日目は撮る対象を絞り、重要度の低い対象は VQ1005 で撮った。
  • 23:43 足首・膝・腰がもうガクガクのヨロヨロ。フロはいって、タイガーバームあほほど塗った。寒いwww死ぬwwwww
  • 23:44 寝る。明日は写真整理かー。はぁ。
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フロに入ろうと服を脱いだら、パンツに小さな茶色いシミが付いてた。 人間、疲労が極まると満足にケツも拭けなくなるのか、と情けない気持ちになった。

お ☆ わ ☆ り

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